社葬委員の役割分担


 取締役会にて社葬が承認されましたら、続いて葬儀委員会を設置し、葬儀委員長や葬儀における
役員を任命します。通常役員をもって構成されます。
 葬儀委員長
    社内の序列に従って選出します。例えば会長が亡くなった場合には社長が、社長が亡く
    なった場合には会長か副社長がなります。
    また社外から選出する場合もあります。例えば所属組合の理事長や親会社の社長等。
    葬儀の統括最高責任者です。
 葬儀副委員長
    文字通り葬儀委員長の補佐役で、社内事情に詳しい役員の中から選びます。
    実質的な指揮者となります。
 運営委員
    葬儀全般を取り仕切り、各係りの統制を行い実務処理まで責任を持ちます。
    主に総務部部門の責任者がなります。
 会計係
    社葬に関わる現金の出納、香典整理と現金の管理をし記録します。
 受付係
    受付の窓口を担当します。香典や名刺を拝受し、管理記録します。
    各係と打ち合わせをして、会葬者の把握が容易に行なえるように、名刺をファイル分けして
    管理します。
 供花・供物係
    供え物の受付や入金管理、名札の序列、誤字の確認などを行います。
    失礼のないように確認を繰り返し、特に名前の間違いが無いように十分な注意が必要です。
 来賓係
    受付や式場の自動車到着所(又は駐車場)に常駐し、来賓を認知して式場へと御案内
    いたします。
    開式前は来賓の到着が頻繁になりますので、持ち場を空けることの無い様に、なるべく
    多数の人員を確保しなければなりません。責任者は全体を常に把握し、来賓者を識別
    出来るように配慮します。
    この段階で来賓から見た会社のイメージが決まりますので、決して失礼の無いように
    人員の配置に注意を払います。
    また、式中にも来賓の出入りがあり、終了時のお見送りも大切ですので、持ち場を離れ
    ないようにしましょう。
 親族係
    親族の送迎や、式場での案内などを行ないます。
 案内係
    来賓係の近くや受付付近、式場入り口付近に待機し、式場内へご案内いたします。
    特に席の決まっている来賓は、来賓係の指示で席までご案内します。また、式場内の
    施設や備品の場所を把握し会葬者に安心感を与えることが大切です。
    来賓係と同様、式終了時まで持ち場を離れないようにします。
 接待係
    親族・来賓・会葬者にお茶やおしぼり等の接待を行います。控室がある場合は担当者を
    決め、責任を持たせます。
    細かな配慮が必要ですので、責任者は先方様の要望を聞きまとめ、各担当者に伝えます。
    また式中控室の留守も預かります。
 式場係
    式場の安全管理や点検を行い、備品等のチェックを行います。葬儀社とも連絡を密にして
    式全体を熟知しておき、アクシデントやトラブルに瞬時に対応できるように備えなければ
    いけません。
 文書係
    社葬の通知状や新聞広告、挨拶状などの作成や送付。また弔電の整理や弔辞の作成も
    いたします。
 連絡係
    役員や各係への伝達業務。トランシーバー等の通信機器が必要になります。
 車輌係
    社葬に関する車輌の手配や、駐車場等があればその管理と整理を受け持ちます。
    各係員にはトランシーバー等の連絡手段が必要です。また、誘導灯やハンドマイク等の
    車輌整備に関する備品も用意しておくことが必要です。
 記録係
    社葬全体の記録を持ちうけます。カメラやビデオその他記録機器を用いて、社葬の準備
    から終了後まで必要に応じて記録します。
 その他
    状況に応じて、寺院係や購買係、クローク係や式場内案内係、そして外注のガードマンを
    用意する場合があります。
    そのような点に関しては葬儀社と綿密な打ち合わせが必要です。
24時間受付  082-223−0036

前のページに戻ります    インデックスに戻ります